犬はとてもかわいい。飼っている人にはわかるだろうが、それはもう本当に家族みたいだ。しかし、散歩中に愛犬がした糞を持ち帰って処理をせず、その場に放置する悪質な飼い主も多い。そんなクソ飼い主にはこんな嫌がらせをしてやりたい。
スペインのマドリッドを東に20マイル、Bruneteという小さな街では、とあるボランティア団体によって道路をキレイに保つためのユニークな試みが行われた。
その試みとは、犬の糞を始末しない飼い主宛にその糞を「遺失物」として家のポストに投函し、返却するというものだ。
この「嫌がらせキャンペーン」はとある広告代理店で働くにMcCann氏によって発案され、十数人のボランティアスタッフがMcCann氏に力を貸している。
彼らのやり方はこうだ。
1.犬の糞の不始末をする飼い主を発見！
2.飼い主に近づき、犬の話題に華を咲かせて犬種や名前を聞き出す
3.飼い主が去ったすぐ後、街の記章がプリントされたボックスに犬の糞を梱包
4.犬種や名前を役場に登録された犬の飼い主データベースに照会
5.住所を特定し、警告文と共に「遺失物」として飼い主へ糞を返却
隙のないシステムで実に良いやり方だ。このキャンペーンはアメリカのとある広告賞を受賞し、その後街の道路はキャンペーン開始前に比べて70パーセントも糞の不始末が減ったという。
読者の中に犬を飼う人がいたら、こんなことをされる前にキチンと糞の始末をしよう！
